はじめに【僕らのオーバーフェンス】
- 2018.05.18
- 4.趣旨/目的
- オーバーフェンス, バッセン, バッティングセンター, ローカルツーリズム
このブログは、全国のバッティングセンターを巡ることを趣味にしている人間が書くものです。
同じバッセン趣味の方が「せっかく〇〇県まで行くから何か他の観光スポットとかご当地グルメとかも無いかなぁ」とか思ったりした時のお役立ちブログにでもなればと考えましたが、たぶんそういう方はいくらでも自分のプランを練って行かれますよね。
なので、
他の目的で旅行に行かれる方が「せっかく〇〇県まで行くから近くにバッティングセンターとか無いかなぁ」とか思ったり、
バッセンなんて行く気はサラサラなかったけど今度行ってみようかなぁと思ったり、でも多分行かないかなぁって思ったり、
旅行者じゃなくて地元の方が「ここってそんな見方とか目的があるんだぁ」とか思ったり、
「そんな事を動機に旅行に来るなんてこの地の真髄が分かってないなぁ」って思ったり、
してもらうために、私が実際に「行った・行ってない、行こうと思う・思わない」とは関係なく、勝手なローカルツーリズムを「つくる」事を楽しむブログです。
もちろん読んだ方が実際に「行く・行かない」は私は知りません。
し、全国に900軒程度あるといわれているバッティングセンターはここ数年、1年間に2~7軒ほど閉店して、毎年0~3軒ほど開店している様子です。
赴いたお店がご健在だったとしても、営業時間や定休日なども変わりますし、行ったら必ず打てるとは限りません。
「あっ、閉店したんだ」「平日はまだ営業してないんだ」「今日休みかい」
といった事が、日本全国まわるとよくあります。
やってると慣れてそれも楽しくなります。し、ひっそりと廃業されたバッセンを見つけた時こそテンション上がるようにもなってきます。(この心理のカラクリも面白いのでいつか論じます)
ですので、事前に問い合わせるのはあまり粋ではないと考えます。
話が逸れました。
読んだ方が、自ら調べてみて旅行を「つくってみた」し、時間を見つけて「行ってみた」。
さらに、ついでにこのブログで知ったバッティングセンターにも立ち寄ったともなれば、なによりです。
そんな事があったとすれば、たぶん、私はバットの芯くった時の快感とおんなじくらい気持ちいいと思います。
~私は出来るだけ良いスイングをするようにブログの記事を書く事を心がけます~
だから、これを読んでミートしたかなって人は、自ら遠くに飛んでいってみてください。
オーバーフェンスしてホームランになれば、それは良い事です。
しかし、
芯に当たっただけでは必ずホームランになるとは限りません。
「インパクト」してからボールの力に負けないための、後ろ手の押し込みや、手首の返しや、足腰の回転や、各腕の抜き方などの「フォロースルー」の動作。
「インパクト」する前にスイングスピードを出すためのスタンスやステップやヒッチやコックなどの「テイクバック」の動作。
これらの自分に合ったちょうどいい「フォーム」から、より大きい力をボールに伝えられてやっとオーバーフェンスがかないます。
ちょっと、待ってください。
野球のバッティングの技術論など書く気なんてサラッサラありませんので安心してください。
私は身体運動に関わる研究者でもなければ、スポーツに携わる仕事をしている訳でもありません。
認知機能とか脳神経とか身体知とかに興味はありますし、
アスリートやトレーナーやインストラクターなどに憧れをもっていますが、
かなりインドアな日常を送るインターネット好きな一般人です。
そこそこ熱中したり結構飽きっぽかったり、おおざっぱだったり神経質だったりと超普通な性格です。
心理的にも物理的にもひきこもりなものですから、趣味でなにかのらりくらりと継続できる外出理由となるものはないだろうかと探していました。
そこで「バッティングセンター」×「旅行」がサスティナビリティなひまつぶしになると感じて、今後も息長く続けようとしています。
また話逸れました、芯に当たっただけでは必ずホームランになるとは限りませんって話でした。
~私は出来るだけ良いスイングをするようにブログの記事を書く事を心がけます~
そして今、あなたの検索にヒットしました。ホームランになるにはオーバーフェンスするにはもう少し押し込みが必要となります。
旅行の魅力の話をします。
旅行の醍醐味のひとつは”非日常を堪能する”事だと考えています。
日常からわざわざ離れた生活圏外へ行くことは「体力と時間とお金」を使いますが、日常に「癒し」を与えてくれます。
いわば”非日常を堪能する事”は日常のメンテナンスにつながるんだと思います。
ここで少し注意して欲しい事は、旅行中に「お土産」に気をかけ過ぎる事です。
私も何度かこの苦いを経験しました、まず誰に何を買うか買わないか問題です。
有形の土産物に対して、他人の旅へのやっかみを乗っけて土産物のセンスのダメ出しをするような人がいます。
(これに対しては毎回どこに行こうが、東京ばな奈しか買わないという返し方があります)
無形の土産話に対しても、気にかけ過ぎると「土産話サイズ」の体験にフューチャーしてしまい、せっかく日常にはないサイズの不定形な体験をしてるのに、話をしているうちになぜか定番でお決まりの旅行でしかなかったように感じてしまう事があります。
(これに対しては出来るだけ日常に漏らさないで、旅行の体験は自分だけで秘匿しておく事がベターです)
また、何度も「おひとりさま」でローカルツーリズムをした経験から言いますと、航空券・ホテル・食事・レンタカーがパッケージされたツアーを旅行代理店サイトで一括で予約できる「便利さ」よりかは、
代表的な観光地でない場所の行き方を一つ一つ調べて、比較して、登録、予約して予定を組む「不便さ」の方が、その調べる過程で旅行予定地の事を多く情報収集できるし、多く失敗できるから思い出になりやすいし楽しいと感じます。
ただ別に、よく見聞きするような有名観光地へ「団体様」で行く既製品のツアーはそれはそれで楽しいです。
みんなでTDL行きたいとか、初めて一人で海外行ってみたいとか、味覚狩り行きたいって願望は、旅行がしたいというよりかSNSに載っけたいっていうような”土産話したい”っていう事が主眼でしょうから、そんな場合は日常空間=生活圏内を念頭に置きながらマスツーリズムを楽しんでください。
もうわかってもらえるでしょうか。
私がいう”非日常を堪能する”事は日常のフェンスを越えて遠くの生活圏外=非日常空間へ行く事です。
いい当たりでもフェンス直撃とオーバーフェンスでは大きく意味が異なります。
あなたが、柵越えのホームランボールにならなければ、ブログの目的は達成されてないも同然です。
この「柵=さく」という漢字は別に「しがらみ」とも読むそうです。
仕事・学校を辞めたい、彼・彼女と別れたい、上司・親・ご近所さんがうるさいなど、セクハラ、パワハラ、モラハラ、ソーシャルメディアハラスメントなど、日常のしがらみから来る生活圏の諸問題。
これらがバッセン旅における「柵=しがらみ」と考えます。
オーバーフェンスする、とは日常のしがらみを飛び越えて、非日常を堪能する、事を意味しています。
そして非日常空間へ行く事とは、必ずしも物理的に生活圏内から離れて遠くへ行く事だけを意味しません。
遠く離れた生活圏外へ行く事が一番ですが、一度行った経験があれば非日常空間を想起する事が容易くなります。
もちろん行った事がなくても、現実的に行く事がなくても、非日常空間を勝手に想像するだけで想像体験にはなります。
また遠くというのも、必ずしも距離的に遠く離れる事だけを意味してるんじゃないんです。
私が思うに、わざわざゴリゴリの観光地のグアムとか札幌とか新宿とかに行くより、隣町ぐらいの行った事のない地域の、通った事のない道の、見知らぬバッティングセンターに行ってみる方が、心地よいと感じます。
心理的に生活圏内から離れられる場所を探す、それがこのブログのバッセン旅のような気がします。
~私は出来るだけ良いスイングをするようにブログの記事を書く事を心がけます~
たまには、日常の柵を越えていって、外からホームグラウンドを見てみてください。
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