第1回富山県ホームラン王決勝大会
- 2017.12.05
- 他
- 富山県ホームラン王決定戦
2017.11/12に行われた第1回富山県ホームラン王決勝大会に、黒部市の「新川ベースボールパーク バッチコイ」の2位代表として参加しました。
この大会は、3ヶ月の予選期間中に富山県のバッティングセンターでHR数を競い、5店舗から選ばれる代表5名=25名が「ベースボールハウスMVP有沢店」で決勝戦を行う大会。
決勝戦は予選ラウンド3周(3打席)で5名が勝ち残り、決勝ラウンドで優勝者を決めるものである。
その5店舗と(今回通って覚えた呼び名・通称)
ベースボールハウスMVP有沢店 =(ありさわ)
ベースボールハウスMVP山室店 =(やまむろ)
ベースボールハウス スタジアム =(すたじあむ)
スーパーバッティング ビッグエッグ=(びっぐえっぐ)
新川ベースボールパーク バッチコイ=(ばっちこい)
開会式、大会ルール説明、写真撮影等を済ませ、会場の雰囲気になじむ間もなくまず、予選ラウンドがスタート。
そこでなんといっても耳に残って離れないのは、予選ラウンド1周目でいきなりのよっすぃ~さんの2HRだ。
この決勝大会に限ってHR的は特殊で、当たった時のボーンという音が特別に鳴り響きやすい。
開会して間もない予選ラウンドの緊張感の漂う中、立て続けに2回も音を響かせたよっすぃ~さんの打席は圧巻である。
会場に居た全員の耳に焼きついたはずだ。
予選ラウンドは各自3打席あるので3周する間に1本打てれば決勝ラウンドに進めるかなと考えていたところに、1打席目に2ホームランも目の当たりにした事で私は力が入った。
最後まで諦めなかったが、今考えるとやはり1周目のよっすぃ~さんの先制HRを見てから、気が急いて普通のスイングが出来なくなっていた気がする。
私よりバッセン巡りの暦も長く、バッセンに関する情報により精通するよっすぃ~さんの参加を知って、私は大会参加のモチベーションにさせてもらっていた。
さらに富山県でバッセン巡りを趣味にしているT口さんとは各所のバッセンの話に花を咲かせてもらった、バッセンの楽しみ方は人それぞれだが、同じく遠方のバッセン巡りというどうかしてる趣味を試みている人がいるのはうれしい。
そして、3ヶ月の予選期間中に私より後から参加して驚異的な早さでバッチコイの代表1位になったO森さんは、開会前の数10分の練習で4本もHRを打っている。死ぬ気で通っても1本差で届かず、代表1位の座で競り負ける訳だ。
また、優勝者のI崎さんは野球経験は無いというから驚いた。テニスの経験を彷彿させるスイングで、決勝ラウンドでは1打席2HRという、よっすぃ~さんに続いてこの日2回目の伝説的な記録を残した。
お話する機会はなかったが、他の参加者の中には予選期間中にスタジアムとアリサワでともにHRを打ちまくっていた優勝本命の実力者の方や、圧倒的に打球スピードが速い方、大人に混じって予選通過した小中学生の方2人、などいたりして年齢層も幅広い顔ぶれであった。
この多様な参加スタイルは、大会ルールが絶妙に調整され細かな配慮がなされていた事を物語っていると感じる。
私自身、ルールを見た時、決勝のHR的を見た時、これは絶対楽しいと感じた。
実施にあたっては意外な困難や問題があり、開催に向けて打ち合わせが重ねられたとお聞きした。
大会の盛り上がりを目指し奔走されながら、それが楽しいとお聞きした事も大会参加のモチベーションにさせてもらっていた。
今回の参加で富山を野球王国だと感じたのは、富山サンダーバーズの存在もあるが、舞台となったベースボールハウスMVP有沢店をはじめ、参加店舗の全てのバッセンに硬式のケージがあった事である。
野球もバッセンも知らない人が居たら、冬の硬式ボールを打ってみてほしい。
打ち損じれば手が痺れて思ったより痛いし、芯に当たれば思ったより気持ちいい。
私は東日本のバッティングセンターをほぼ行き尽くしたが、西日本はまだまだ行けていない。
関東圏の中では群馬県も硬式打席が多い気がしてたが、県内全バッセンの中で硬式打席があるバッセンの割合が一番高いのは、私が行った中では「富山県が日本一」だ。
ちょっと表現が歯切れ悪いのは、高岡に会員制アミューズメント施設の(軟式だけの)バッティングコーナーの存在があるからで、もっといい言い方をすると、
「日本で唯一、県内の定額制バッティングセンター全てに硬式打席がある県は、富山県だけだ」
いや、まだまどろっこしいので、バッティングコーナーは、独断ではしょらせてもらって、
「バッティングセンターに行くと、必ず硬式打席がある県は、日本で富山県だけだ」
とさせてもらう。
参加者紹介でせっかく「全国バッティングセンターホームラン大会の優勝者の方です」と大仰に紹介してもらったのに、予選ラウンドの結果、私は1本も打てず、決勝ラウンドへは残れなかった。
残念ながら、全国バッティングセンターホームラン大会の優勝旗は富山に置いてきた。
上手い人と思われて参加するプレッシャーを跳ね返して打ち返すほど上手くはなかった。でもそんなプレッシャーも乗り越えられると、それなりの自信をもってた自分が恥ずかしいし面白い。
(悔しいので大会後に練習してなんとか1本打てた)
なんとも面白かったのは、会場がバットコントロール王者を決めるんだという空気に包まれた中、大会の進行、参加者の紹介、実況などのMCを務められたゴメス★河田こと富子山雄さんの奮闘ぶりである。
長時間立ちっぱなししゃべりっぱなしでスタミナが大変だったのかと思いきや「体が冷えちゃって」と、大会の熱気とはうらはらに、寒さに負けじと別の戦いをされていた(笑)
確かに、何時間も全く動けないとさすがに寒い、平均気温を下回った日だった。
私も大会の盛り上がりの一端になるかと目論んで、野球マンガのドカベンの不知火守風のコスプレを楽しんでたつもりだが、聞いてみると「あんまり知らないっすねえ」「分かんなかったです」という反応があって寂しかった。
「本家の白新高校とは色違いでつくって」と説明しようと思ったが、さらに寂しくなりそうなのでやめた。
富山県の大会だというのに、他県から参加する事自体が、普通の人には理解されない。
わざわざ遠くから扮装してバッティングセンターの大会に参加して、その上、扮装の説明を自分からしだすなんて奇天烈がすぎる。
どうやら変な狙いは、芯を外したらしく思ったより心が痺れた。
やはり、富山のバッティングセンターの名物は硬式にある。
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※追記
よっすぃ~さんのブログを読んでさらに思い出しました。
下克上優勝のきっかけとなった決勝ラウンド6枠目発言については、決勝進出者の方達には謝らねばなりません。
単純に盛り上がりそうだからと思いオーディエンスの茶々入れ程度に6枠目コールしましたが、決勝ラウンドに進んだ方達にとっては優勝の可能性が薄まる事を意識していない軽率な発言であります。
それが6枠目増設にどれだけ影響を与えたかは分かりませんが、あのコールは、私が県外から通って参加してる事で、なんか元とってやろうみたいな感じで余計に楽しもうと浮かれてた感は否めません。
正直、予選ラウンドが終わった段階で唯一ホームラン2本打ってるよっすぃ~さんが実質優勝かという空気を感じてましたし、私自身そう思っていました。
なので、予選の流れを考えるとそのまま優勝まっしぐらだったはずのよっすぃ~さんには、大会終わりに、事の顛末と謝意を伝えさせてもらいましたが、自らの薄まった可能性には言及せず、懐深く、自らが思う他の優勝候補だった方の存在やドラマチックになった大会結果の面白さを話してくれました。
もし決勝進出者の方でそういう事ならなんか違うなと違和感を感じられる方がいたら申し訳ありません。
大会の熱さ、賑やかさ、和やかさに積極的に与しようとした発言ですのでお許しください。
今、私に出来るのは第2回大会が開かれるのを願う事です。
そしてまた参加できたらリベンジするための繊細な技術を磨き、賑やかしで混乱させぬようデリケートな配慮も磨き、第1回大会に負けない上手さと軽率さを持ちよろうと思います。
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