#39 巨大ショッピングモールとバッティングセンター
- 2019.11.17
- 1.言わんとしてるところは分かる
- アリババ, シャッター商店街, ショッピングモール, タオバオ, マイルドヤンキー, 大規模小売店舗法, 大規模小売店舗立地法, 大魯閣, 東北電力, 淘宝網, 規制緩和, 阿里巴巴

全国を電車やバスの公共の交通機関だけで回ると、その街のインフラがある程度整った場所しか見て回れない。
やはり細かな街並みやその土地ならではの景観を楽しむには車、もっと言えば二輪車がベストであろう。
あと、駐停車発車が早いし、移動手段としてダントツに効率がいいのが、メットインがあって二段階右折も30km速度規制もない小型自動二輪(51cc~125cc)最教説は、16歳くらいから揺るがない。
ま、下記のような大型ショッピングモールには、毎朝満員電車に揺られているお父さんが、家族を連れて駐車場渋滞に巻き込まれ、モール内の人混みを満喫する、っていう混雑フェチとしか思えない休日がメインなんだろうから、たまには人の少ないバッセンにでも家族を連れてってあげてほしい。
■■■巨大ショッピングモールランキング■■■
No.1 イオンモール幕張新都心(千葉県千葉市) 延床面積 402,000㎡
No.2 イオンレイクタウン(埼玉県越谷市) 延床面積 364,000㎡
No.3 ウイングベイ小樽(北海道小樽市) 延床面積 340,180㎡
No.4 新竹遠東巨城購物中心 Big City(台湾・新竹市) 延床面積 337,840㎡
No.5 札幌ステラプレイス(北海道札幌市) 延床面積 276,000㎡
No.6 ららぽーと横浜(神奈川県横浜市) 延床面積 266,611㎡
No.7 モゾワンダーシティ(愛知県名古屋市) 延床面積 265,859㎡
No.8 ららぽーとTOKYO-BAY(千葉県船橋市) 延床面積 256,000㎡
No.9 イオンモール広島府中(広島県安芸郡) 延床面積 256,000㎡
No.10 キャナルシティ博多(福岡県福岡市) 延床面積 251,940㎡
No.11 イオンモール岡山(岡山県岡山市) 250,000㎡
No.12 阪急西宮ガーデンズ(兵庫県西宮市) 247,000㎡
No.13 なんばパークス(大阪府大阪市) 延床面積 243,800㎡
No.14 東京ソラマチ(東京都墨田区) 延床面積 230,000㎡
No.15 イオンモール橿原(奈良県橿原市) 延床面積 225,000㎡
No.16 ららぽーとEXPOCITY(大阪府吹田市) 延床面積 223,000㎡
■■■巨大ショッピングモールとバッティングセンター■■■
No.1 イオンモール幕張新都心(千葉市):「レジェンドスポーツヒーローズ」
No.2 イオンレイクタウン(越谷市):「越谷バッテイングセンター」
No.3 ウイングベイ小樽(小樽市):「オタモイバッティングセンター」
No.4 新竹遠東巨城購物中心 Big City(台湾・新竹市):「大魯閣巨城館」
No.5 札幌ステラプレイス(札幌市):「苗穂バッティングセンター」
No.6 ららぽーと横浜(横浜市):「中山バッティングセンター」
No.7 モゾワンダーシティ(名古屋市):「稲沢スタジアム」
No.8 ららぽーとTOKYO-BAY(船橋市):「セガスタジアムビビットスクエア」
No.9 イオンモール広島府中(安芸郡):「バーチャルスポーツセンター 打劇王温品店」
No.10 キャナルシティ博多(福岡市):「七隈バッティングセンター」
No.11 イオンモール岡山(岡山市):「シティライトバッティングセンター」
No.12 阪急西宮ガーデンズ(西宮市):「スポーツドームかわらぎ」
No.13 なんばパークス(大阪市):「平野バッティングセンター」
No.14 東京ソラマチ(墨田区):「浅草バッティングスタジアム(台東区)」
No.15 イオンモール橿原(橿原市):「バッティングセンター四条」
No.16 ららぽーとEXPOCITY(吹田市):「千里ニュータウンバッティングセンター(豊中市)」
・ちなみにイオン限定で店舗数が多い県ランキングはコチラ(2019/11/17現在)
- 千葉県 50 軒
- 大阪府 42 軒
- 北海道 41 軒
- 愛知県 40 軒
- 兵庫県 40 軒
- 福岡県 29 軒
- 三重県 29 軒
- 宮城県 29 軒
- 埼玉県 26 軒
- 神奈川県 25 軒
- 新潟県 25 軒
- 長野県 17 軒
- 東京都 17 軒
おそらく新潟での滞在時間が長かったせいかもしれないが、私は新潟県でやたらとイオンが多くあるのを感じた。
この時の私の「そんなに人間って居るの?」という想いから、イオンの県別過密度を調べてみると、あながち間違ってはいないかもしれない。
・ちなみにイオン県別過密度指数ランキングはコチラ(2019/11/17現在)※人口10万人あたり
- 三重県 1.61軒
- 秋田県 1.61軒
- 岩手県 1.28軒
- 宮城県 1.25軒
- 石川県 1.13軒
- 新潟県 1.10軒
- 青森県 1.02軒
- 長崎県 0.96軒
新潟県は東北とも北陸とも甲信越とも言い難いのだが、上記のイオン県別過密度指数の上位の県は、東北電力管内(青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島、新潟)というのが当てはまる。
つまり、東北電力管内では「今週末どこのイオンに行くべ?」という地元に留まり続けるマイルドヤンキーが増え、たいした目的もなく「漠然とした憧れ」という片道切符をもって上京してくる若者が減る傾向にある、と思われる。
そんな折、昔の私の教授が「小泉・竹中内閣が行った規制緩和の結果、地方に大型ショッピングモールが次々と建ち、中小零細小売店が軒並み潰れ、シャッター商店街が増えた」という話をしていたのを思い出した。
またある時、50歳代くらいのあるタクシー運転手が 「元々地方で商店をやってたんです」と言うので私が「やっぱシャッター商店街とか増えて厳しい現状なんですか?」と聞くと「そうですね、周りの人はほとんど、、、死にました」とまるで怪談話のプロローグのような事を言うので、どんよりした車内の空気に耐えながらも数十分だんまりしてたのも思い出した。
確かに町のこじんまりとした肉屋・魚屋・八百屋を利用するという感覚が既に私には無い。地方でも聞き覚えがあるようなスーパーやドラッグストアでしか買い物はしない。
大阪を原付で走り回った時に感じたのは異常な数のアーケード商店街だった。あれらの中の小売店達も疲弊しているのだろうか。
各地方のバッティングセンターと同じく、疲弊しているであろう 各地方 のひなびた商店も応援しがいがある。
キミがいつの日か、帰り道に買い食いした商店も、今はもうひっそりと寂れている。
思い出して、私が2019年に行った台湾の新竹遠東巨城購物中心 Big Cityの中にあるバッセン「大魯閣巨城館」も追記した。
日本でも聞く名前のブランドが多く出店していた気がする、めちゃくちゃ広くてめちゃくちゃ混んでいてイオン幕張くらいバッセンの場所を見つけるのに苦労した。
そして、他の同じ大魯閣グループのバッセンのコインが使えない事に疑問を感じた。(ここのだけ金色メダル)
いつか「時の政権の政策によりアリババやタオバオなどのECモールに大幅に市場を取って代わられ、大型ショッピングモールは軒並み潰れました。」「昔Big Cityに出店してたんですが今はタクシー運転手してます、昔の仲間はほとんど、、、」という時代が来たら、また行こうと思う。
どんよりされても困るので、その時もまた原付で行こうと思う。
再見、台湾
奇しくも 、この記事を書いた2日後に大型ショッピングセンター・イオンモールの出店による地域の商圏の変遷を懸念していた宮崎県での出来事のニュースを目にした。
やはり地方の商店街では巨大ショッピングモールの建設は驚異であり、憂慮に値するとの事である。
双方の共存、繁栄が喜ばしい在り方だが、そう簡単ではないのだろう。
どうか共倒れせず、くたびれながらでも並存していく未来を願わずにはいられない。
「イオン、絶対反対」貫いた男の20年 withnews 11/19(火) 7:00配信
小泉・竹中内閣の規制緩和(大規模小売店舗立地法の平成10年施行)
↓
地方での大型ショッピングモール出店ラッシュ
↓
地域住民等の消費行動の変化(マイルドヤンキー等の誕生・増加)
↓
地方商店街の疲弊
↓
でもさ、ゆくゆくはECサイトの台頭・隆盛で大型モールも衰退すんじゃね?
という流れを書いてみたものの自分はどうなのかと考えた。
時折、iphoneで知人の訃報や吉報が無いかFacebookを眺め、 Googleで吟味した商品をAmazonでポチる。
私は完全にGAFA(Google・ Amazon ・ Facebook ・Apple)の商圏でしか暮らしていない。
これがいつか中国のBATH( Baidu・Alibaba・Tencent・Huawei)が台頭してきて侵食してくるかもしれないと言うが、日本は?
(Yahoo・Rakuten・MixiかLine?・SoftBankかDocomo?)って感じかな?
じゃ、終わってんな、勝てないな。
私は GAFA 圏内に取り込まれていて抜け出そうとも思わない、一番心地よい。
そんなもんじゃね?
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